2007年01月25日

2007太道総本部行事予定

〇3月未定 前期検定/瓜生山道場

〇4月22日(日)少年少女太道錬成大会/京都市武徳殿

〇6月3日(日) 2007体重別太道選手権大会/京都造形芸術大学体育館

〇8月26日(日) 太道広島大会、太道学生選手権大会/広島県立総合体育館

〇9月未定 後期検定/瓜生山道場

〇11月11日(日)2007全日本太道選手権大会/京都市武道センター  

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2007年01月25日

決勝戦 森田VS田中

  

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2007年01月25日

決勝戦 森田VS田中

  

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2007年01月25日

2007年01月25日

試合シーン

  

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2007年01月25日

試合シーン

  

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2007年01月25日

女子試合シーン

  

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2007年01月25日

2007年01月25日

2007年01月25日

フルコンタクトオープントーナメント

2006全日本太道選手権大会
日時 :2006年11月19日
場所 : 京都市武道センター
主催 : 日本太道連盟奥旨塾

フルコンタクトオープントーナメント 2OO6 全日本太道選手権大会が京都市左京区の京都市武道センタ ーにて開催され、他流派を含む全国より選抜された 33 名の選手が熱戦を繰り広げた。ベスト 8 には、語堂正範 ( 奥旨塾鳥取 ) 、山中雅博 ( 奥旨塾本部 ) 、森田淳平 ( 奥旨塾本部 ) 、尾園大輔 ( 奥旨塾本部 ) 、田中健吾 (佛教大学太道部 ) 、玉野史晃 (( 奥旨塾柊野 ) 、村崎圭太 ( 佛教大学太道部 ) 、赤尾利典 ( 奥旨塾本部 ) が勝ち上がった。今回も惜しくも入賞はならなかったが、他流派勢では闘将、沖田龍治師範率いる新武塾勢の活躍が目を引いた。 ダウンシーンの多い迫力ある試合展開に会場はおおいに盛り上がった。

準々決勝第 1 試合、語堂 V S 山中。 8 月の広島大会決勝でも顔をあわせている2人。語堂が判定勝ちを収めている。再戦を熱望していた山中、雪辱なるか。語堂は身長 179C 皿、体重 12O k g と巨漢を活かしてじわじわとプレッシャーをかけていく。山中は離れての展開をしたい。ジャブからボデイストレート、左フックと 攻め入る山中だが語堂の圧力に技に力強さがなく語堂には効かない。そんな山中の打ち終わりに語堂は左右の フックでラッシュをかける。山中思わず場外へ。そのまま挽回ならず語堂が準決勝進出を決めた。
準々決勝第 2 試合、森田 V S 尾園。本部指導員対決となる。名実共に実績ある二人。試合前ガッチリ交わされた握手から好試合が予想された。試合はその予想を裏切らない展開となる。指導員らしい距離にあったスピーディーな技の展開に会場は魅了される。終盤、森田の放ったボデイストレートがクリーンヒット。尾園何とかもちこたえたところでタイムアップ。判定は引き分け。会場からはどよめきが沸き起こる。延長に入って早々、 尾園のボディのダメージを知ってか、前蹴り、ローと勢いと意識を落としてワンツーから右ボディ、右フック そして左ハイが炸裂。尾園たまらずダウン。残りの時間も森田優勢のままタイムアップ。森田が指導員対決を制した。会場からは、健闘した両者に大きな拍手が送られた。
準々決勝第 3 試合、田中 V S 玉野。学生対決となる。 6 月の体重別重量級で優勝している田中。一方学連で 先輩の玉野にとって簡単には負けられない一戦だ。身長 185C m 、体重 88k g と恵まれた体格をもつ田中に対し玉野は距離をとり、ローを浴びせてしていく。ボディストレート、アッパーと中盤まで試合をリードする玉野であるが、単発でダメージを与えるまではいかない。そして本戦終了。判定は引き分け。延長に入ると田中が黙々と前に出て、プレッシャーを掛ける。玉野も応戦するが最後まで前に出て攻めた田中が僅差の勝利。準決勝へ駒を進めた。玉野にとっては課題の残る試合となった。
準々決勝第 4 試合、村崎 V S 赤尾、佛教大学太道部現役 対 O B の対決となる。 8 月の学生選手権で3位と初入賞した村崎。今大会でも 2 回戦で優勝候補の一角、体重別軽量級覇者、吉田由ーを判定で下し、波に乗る。 対する赤尾は数々の大会で実績を収めるベテランである。佛大太道部コーチも務めている。体格で上回る村崎 は、コーチ赤尾に互角の展開をみせる。社会人として忙しい日々を送る中で出場の赤尾にいつもの切れがない。 しかし、時折みせる得意のハイは鋭く、的確だ。しかし村崎もクリーンヒットを許さない。本戦、引き分けで延長へ。ここからは赤尾の底力が現れる。右ストレートより左ミドルがヒットし、村崎下がりながらの展開に。 赤尾は容赦なくワンツー左ミドルを叩き込んでいく。赤尾優勢のまま時間。判定で赤尾が意地の準決勝進出を決めた。負けた村崎であるがこれからが楽しみな選手だ。
準決勝第 1 試合、語堂 V S 森田。体重差 5O K g 。巨漢語堂に対し、これまで総ての試合でダウンを奪い、 絶好調の森田がどのような試合展開をみせるのか注目を集めた。本戦、語堂は今までのボディアッパーだけでなく、ストレートから左フック、近づけば膝などシャープかつ的確な攻めをみせ、レベルの向上をみせる。しかし森田も語堂の攻撃をかわし、いなしながらボディを中心に技をヒットさせていく。本戦引き分けで延長へ。 ここからは、足を止めての両者打ち合いになる。互いに一歩も引かない展開に会場はおおいに盛り上がる。そして延長戦も引き分けへ。会場がどよめきをみせる。再延長、気力で戦う両者。一進一退を繰り広げるが終盤にかけて森田の技が語堂を捕らえる。そしてタイムアップ。主審の「判定」 の号令に副審、白旗 3 本。歓声と拍手に埋もれる会場。森田が体重差 5O Kg を跳ね除け堂々の決勝進出を決めた。死闘を繰り広げた両者に会場からは大きな拍手が沸き起こったことは言うまでもない。
準決勝第 2 試合、田中 V S 赤尾。 2 試合連続で 佛大太道部員との対戦となる赤尾。身長差約 2O C m 、太道部次期主将、波に乗る田中にコーチ赤尾がどのように試合を展開するのか。やはり赤尾はローからパンチにつなげて中に入ろうと試みるが田中のカット、ガードもきつくなかなか思い通りに運ばない。田中は相手が赤尾だけに慎重にガードを固め、打ち終わりに左右フック、膝など軽くあわせてし、く。本戦決定打はなく延長へ。
延長に入っても突破口の見えない赤尾に対し、田中は本戦同様、ストレート、フック、膝をかるくヒットさせていく。田中優勢のままタイムアップ。田中がうれしい決勝進出を決めた。
いよいよ決勝戦、森田 V S 田中。今大会絶好調の両者。森田は技と距離、そして見切りとすべてに指導員らしいそつのない試合ができている。対する田中はウイークポイントであった前足への攻撃を克服し、体格を生かした懐の広い試合で相手の思うようにさせない。前半森田が田中の前足にローをいれ様子をみる。田中はしっかりカットし、チャンスを伺う。中盤に入り試合が動いた。田中が左ミドルを放ったうち終わりに森田奥足にローを叩き込む。これが有効だと感じたか森田は右ストレートから右奥足ローを打ち込む。これまで前足への攻撃に対応してきた田中に、奥足の攻撃への対応は難しい。田中の中で、歯車が狂った。スタンスの崩れた田中に森田はパンチからローをラッシュする。田中思わずダウン。技あり 1 が森田に入る。田中はここから捨て身のラッシュをかけるが森田は冷静に受け止め、奥足ローを打ち終わりにあわせる。田中 2 度目のダウン、主審の「一本」のコール。森田が全試合でダウンを奪い、決勝では一本勝ちと晴れ晴れしい全日本優勝を決めた。
女子の大会も行われ、決勝は西村友里 ( 京都文教大学太道部 )V S 中島野梨子 ( 広島県立大学太道部 ) とな る。奇しくも 8 月の学生選手権決勝の対戦となる。女子の大会はフルコンタクトポイント、 K Oルールによっ て行われる。実力桔抗する 2 人。激しい打ち合いとなる。試合は再延長までもつれ込む接戦となるが、最後まで攻め続けた中島が判定の末、うれしい大会 2 連覇を達成した。

大会結果
優勝/森田淳平(奥旨塾本部)
準優勝/田中健吾(佛教大学太道部)
第3位/語堂正範(奥旨塾烏取)
敢闘賞/赤尾利典(奥旨塾本部)
特別賞/山中雅博(奥旨塾本部)/尾園大輔(奥旨塾本部)/玉野史晃(奥旨塾柊野)/村崎圭太(佛教大学太道部)
【女子の部 】
優勝/中島野梨子(広島県立大学太道部)
準優勝/西村友里(京都文教大学太道部)
第3位/田中美帆(佛教大学太道部)
敢闘賞/大橋さとか ( 奥旨塾本部 )

『月刊空手道』 3月号に記事掲載予定。  

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2007年01月16日

過去の情報

オープントーナメント2004 全日本太道選手権大会 速報

主催 日本太道連盟 奥旨塾

 去る11月21日(日)、京都市武道センターにおいてフルコンタクトオープントーナメント2004全日本太道選手権大会が開催された。予選を勝ち抜いた他流派を含む32名の選手が午後の本選に駒を進めた。その中、ベスト8まで勝ち上がったのは山中雅博(奥旨塾本部)、前田信之(奥旨塾本部)、森田淳平(奥旨塾本部)、渡部靖史(奥旨塾大阪)、広瀬詩恩(奥旨塾本部)、西崎幹人(京都造形大学太道部)、赤尾利典(奥旨塾本部)、河野優一(佛教大学太道部)と太道勢が独占し、他流派の進出を許さなかった。
 準々決勝第一試合は、昨年の太道広島大会で重量級の準優勝者の山中と、同じく昨年の体重別太道選手権大会重量級第三位の前田との対戦。いきなりハイキックをヒットさせる山中だが、前田はノーダメージ。お互いに様子を窺がった後、山中がパンチのコンビネーションを繰り出し前田の顔面にヒットするものの、体重のある前田にはあまりダメージを与えられない。ベテラン前田は山中の強烈なパンチの連打を冷静にガードしながら、ボディへのパンチ、ローキックのコンビネーションで激しい応戦に出るが、時間の経過とともにパンチの狙いに正確さが欠け始め、スタミナ切れが見え始める。隙を突いた山中が激しい顔面パンチの連打を放ち、追い詰められた前田思わず場外へ。最後まで勢いの変わらなかった山中の勝ちとなる。

 第二試合は昨年の体重別太道選手権大会重量級の覇者、森田と今年の同大会軽量級の覇者、渡部との対戦。両者身長差はあまり無いものの体重差は20キロ近くあり、見どころある試合のひとつとなった。渡部がいきなり顔面にパンチを放ちハイキックを仕掛けるもののカットされ転倒するが、再びボディーへのパンチとミドルキックの猛攻撃を繰り出す。落ち着いた動きでガードに徹していた森田が隙をついて強烈なミドルキックをヒット、渡部を再び転倒させる。続いて今度は森田が強烈なパンチのラッシュで応戦する。必死のガードに徹しながら相手の懐に飛び込む渡部だが、そこへ森田のアッパー、続いて膝蹴りが渡部のボディーに炸裂。森田が優勢になりかけたところでタイムアップ。判定は引き分けとなる。続く延長戦でははじめから森田のペースで試合が展開される。応戦する渡部だが、今ひとつ距離が届かず、あまいパンチしか繰り出せない。そこへ森田得意の強烈なハイキックがクリーンヒット、続いてボディーへの膝蹴り、ローキック、再び左のハイキックとまったく攻撃を緩めない。ボディーへの強烈なダメージを受けた渡部は姿勢をかがめて耐えながらパンチを放つが正確さに欠ける。そこへ森田のパンチの連打、とどめの右ハイキックが渡部の顔面を捉えたところでタイムアップ、判定で森田の準決勝進出が決まる。

 第三試合は今年の体重別大会重量級の覇者、広瀬と今年の太道学生選手権大会の覇者、西崎との対戦である。長身の西崎はまったく隙の無い広瀬に高い位置からのパンチとミドルキックの攻撃を展開する。無駄の無い動きで巧みにかわす広瀬に対して、今度は姿勢を低く構え顔面にパンチをヒットさせ、続いて強烈な膝蹴り、ミドルキックの連打を放つ。広瀬はガードに徹したままなかなか思うような攻撃ができず、思わず転倒。仕切りなおした後再び低い位置からボディーへのアッパーを相手に浴びせる西崎だが、はじめから動きが激しかっただけにスタミナ切れが見え始め、機を見計らっていた広瀬がここで猛攻撃に転じ、広瀬のパンチが西崎の顔面を捕らえたところでタイムアップ。判定で引き分けとなる。続く延長戦ではお互い激しいパンチの打ち合いで始まるが、西崎はその長身を生かして膝蹴りを相手の顔面に連打させ、相手がひるんだ所でローキックを炸裂させる。たまらず広瀬は座り込み、あっけなく西崎の一本勝ちとなった。

 準々決勝最後の試合は今年の体重別大会中量級の覇者、赤尾と同大会軽量級の準優勝者河野との対戦。安定した構えで隙の無い赤尾に対して、果敢にミドル・ハイキックの攻撃を仕掛ける河野だが、赤尾にきれいにかわされる。対して赤尾は相手の出方を窺いながらミドルキック、瞬発力のあるボディーへのパンチを確実にヒットさせていく。とにかく攻撃に出る河野と隙の無い赤尾の、対照的な動きで展開される試合となった。機を見計らった赤尾は猛烈な顔面へのパンチのラッシュに加え、得意とする正確なハイキックで相手の動きを封じる。河野も相手の顔面へパンチのラッシュで応戦。一度仕切りなおした後、相手の隙をついた赤尾の顔面ストレートが河野を捉えるが、河野もキックのコンビネーションで相手の動きを阻む。両者互角のままタイムアップ。引き分けとなる。延長戦ではより積極的に攻撃を仕掛ける河野だが、赤尾のガードは固く思うようなヒットに至らない。そこへ赤尾が突発的に顔面へのストレート、ボディーへのアッパーのパンチのラッシュを仕掛け、不意を突かれた河野は場外近くへと追い詰められるが、かろうじて逃れる。仕切りなおして一度河野のハイキックが赤尾にヒットするが、またも赤尾のパンチのラッシュに動きを封じられ、場外近くへと追い詰められ、タイムアップ。判定で勢い勝った赤尾の勝ちとなった。

 ベスト4が揃い、準決勝第一試合は山中と森田の対戦。体格的にも互角の両者、まずはお互いジャブを放ちながら相手の隙を窺う。顔面ストレートの連打、ローキックを森田が仕掛け、同じタイミングで山中もボディーパンチのラッシュとローキックのコンビネーションで応戦。お互いガードが固く、両者まったく互角。そこへ相手の隙をついた山中のボディーアッパー、ストレートのラッシュが炸裂、森田思わず場外へ追われる。仕切りなおして森田は得意のハイキックと顔面へのパンチの連打で猛攻撃を仕掛けるが、山中のガードで動きを阻まれ、今ひとつ思うような試合運びができないままタイムアップ。判定で、終始ペースの変わらなかった山中が決勝へと駒を進めた。

 続く準決勝最終試合は西崎と赤尾との対戦。その身長差20センチ。お互いの対格差を生かした見どころある対戦のひとつとなった。相手の懐に飛び込もうとする赤尾の動きを察していたのか、西崎はとにかく相手が前に出るのを阻む。加えてパンチ、膝蹴り、ミドルで徹底的に赤尾のボディーへの攻撃を仕掛けるが、赤尾のガードも固くダメージを与えることができない。お互いスタミナ切れが見え始めたところでペースの変わらない赤尾が優勢に転じる。相手の隙をつき、西崎の懐へのパンチ、ミドルキックがヒット、西崎はガードに徹し、思うように攻撃ができない体制のままスタミナを消耗、攻撃の正確さに欠け始めたところでタイムアップ。最後まで自分のペースで試合を展開した赤尾が決勝進出を決めた。

 替わって先ほどの準決勝に続き、森田と西崎の三位決定戦が行われた。いきなり西崎の激しいパンチラッシュの攻撃に不意を突かれた森田だが、すぐに低い体制でボディーパンチの猛攻撃に転ずる。長身西崎の高い位置からのストレートの連打に阻まれ、相手の懐に飛び込めない森田だが、パンチの狙いは正確で強烈に西崎のボディーにヒットさせていく。西崎も応戦、お互いパンチの打ち合いとなるが、動きの激しい西崎に疲れが見えはじめ、対照的に森田の攻撃がペースアップしてくる。得意のハイキック、ボディーへの激しいアッパー、ストレートのラッシュで西崎を次第に追い詰める。西崎も長身を生かした強烈な膝蹴りの連打で応戦するが正確さに欠けてくる。森田は相手との距離をうまく保ちながら冷静に体勢を立て直したところでタイムアップ。判定は割れたが、主審は引き分けを宣告する。続く延長戦では森田の激しいボディーパンチの連打で西崎思わず転倒する場面もあったが、態勢を立て直し、フットワークの軽さで相手を翻弄させようとする。安定した体勢のままの森田は正確に相手の懐にストレートを決め、加えて瞬発力のある強烈なミドルとハイキックの連打を放つ。クリーンヒットにまでは至らないものの相手のダメージは大きく、パンチの応戦で2人がもつれ合ったところで仕切り直し。西崎の膝蹴りとアッパーを駆使した攻撃は激しいものの、スタミナ切れが目立ち始める。体勢もかがみがちなところへ森田すかさず鉄槌をヒット、疲れが見え始めても狙いは相変わらず正確な森田。対する西崎が自己を奮い立たすような応戦を仕掛けるところで再びタイムアップ。またも引き分け。会場から沸き起こる歓声の中、試合は再延長戦へともつれ込んだ。低い体勢のままの森田に対して西崎最後の力を出し切るような激しい膝蹴りの連打を炸裂。両者ガードを忘れて激しい攻撃の仕掛け合いとなった。そこへ森田が相手の隙をつき懐へアッパーをめり込ませる。これには西崎耐え切れずダウン。森田が一本勝ちで3位入賞をもぎ取った。両者の検討に会場からはおおきな拍手が沸き起こった。

 そしていよいよ今大会最後の試合となる決勝戦。対戦するのは山中と赤尾。赤尾にとってはまたも対格差のある相手との対戦だが、長身から繰り出されるパワフルな技の山中と、瞬発力があり正確な技の赤尾との、個性あふれる両選手の見どころある対決となった。お互い相手の出方を窺いながら、ボディーへのパンチ、ローキックの掛け合いで始まる。間で赤尾は長身の山中へのハイキック、ボディーへのストレートを炸裂させるが、相手のダメージにはつながらない。山中のストレートが赤尾の顔面にヒットする場面もあったが、赤尾はひるまず、相手の懐に飛び込みボディーへパンチのラッシュで応戦する。しかし山中のガードは固く、赤尾の攻撃を封じながら次第に場外近くへと追い詰め、赤尾が転倒したところでタイムアップ。試合の流れがどちらとも取れず引き分け。続く延長戦では相手の出方を見極めた後、お互い顔面を狙った激しいワン・ツーを打ち合う。再び山中が大きな体躯で赤尾の動きを封じながら場外近くへ追い詰めるが、判定には至らず。仕切り直して、こんどは一転してお互い慎重な動きで顔面やボディーへのアッパーを打ち合う。またも赤尾が山中にハイキックをヒットさせるが、相手のダメージは小。両者一歩も譲らず、まったく互角のまま再びタイムアップ。勝負は再延長戦へともつれ込んだ。続く再延長戦では両者一転して激しいパンチの打ち合いに始まる。両者ともにスタミナ切れが見え始めたときスピーディーな赤尾のハイキック、顔面へのフックが続けて山中にヒット。ダメージを受けた山中はこれがきっかけで動きが悪くなる。疲れは見えるものの終始ペースの変わらない赤尾だが、パンチの狙いやスピードが鈍くなってきたところへ山中の強烈なストレートとフックが赤尾の顔面を捉える。赤尾も疲労と戦いながら冷静にローキックとパンチの連打で応戦に出たところで再度タイムアップ。再び主審は引き分けを宣告し、会場からは大きな拍手と歓声が沸き起こる。試合の行方は再々延長戦まで持ち越されることになった。両者極限までスタミナを使い果たした状態で再度試合に臨む。お互い相手の様子を伺い、隙を突いて激しいパンチとローキックのラッシュを放ちながら決定打の機会を窺う。そして山中のストレートが赤尾の顔面にクリーンヒット、赤尾は冷静に体勢を立て直し応戦に転じる。お互い疲労がピークに達する中、山中は赤尾の前進を徹底した顔面へのパンチのラッシュで封じ込め、再び場外近くまで追い詰めたところでタイムアップ。最後まで猛攻撃の態勢を緩めなかった山中が僅差で初の栄冠を手にした。疲労を押して健闘した両者にひときわ大きな歓声と拍手が沸き起こったのは言うまでも無い。

 閉会式では表彰が終わったあと、中井宗帥は講評で、「人がテーマを持って何かを目指すことはすばらしい。試合の蹴ったり突いたりという見た目の面白さだけでなく、その奥にある大事なテーマを感じ取ってほしい。弱い自分を自分で認めて、明日の自分を強くする。それぞれの社会の中でそれぞれ価値あることを目指して欲しい。」と締めくくった。今日の結果を踏まえ、来年の各種大会にむけて精進する選手たちの、よりすばらしい健闘が期待される。




● 大 会 結 果

男子

 優 勝  山中雅博 【奥旨塾本部】

 準優勝  赤尾利典 【奥旨塾本部】

 第3位  森田淳平 【奥旨塾本部】

 第4位  西崎幹人 【京都造形芸術大学太道部】

 第5位  前田信之 【奥旨塾本部】

 第6位  河野優一 【佛教大学太道部】

 第7位  渡部靖史 【奥旨塾大阪】

 第8位  広瀬詩恩 【奥旨塾本部】

 敢闘賞  田中健吾 【佛教大学太道部】

 敢闘賞  林 正義 【京都文教大学太道部】

 特別賞  玉野文晃 【奥旨塾柊野】

 特別賞  本庄晶人 【京都造形芸術大学太道部】

 特別賞  足達慶輔 【奥旨塾本部】

 特別賞  藤本浩伸 【奥旨塾山科】



女子

 優 勝  冨田知佐 【京都造形芸術大学太道部】

 準優勝  田中美帆 【佛教大学太道部】

 第3位  中島野梨子【広島県立大学太道部】

 第4位  大橋さとか【奥旨塾本部】

 

 

文責 奥旨塾本部長 安永憲一
  

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2007年01月16日

過去の記録

2005年の年間行事予定

3月27日 / 一般部検定(前期)    / 瓜生山道場

4月24日 / 少年少女太道錬成大会 / 京都市武徳殿

4月27日 / 少年少女太道錬成大会 / 京都市武徳殿

6月12日 / 体重別太道選手権大会 / 京都造形芸術大学体育館

8月28日 / 太道広島県大会      / 広島県立総合体育館
       / 太道学生選手権大会   / 広島県立総合体育館

9月    / 少年部部検定(後期)    / 瓜生山道場

9月    / 一般部検定(後期)     / 瓜生山道場

11月20日 / 全日本太道選手権大会 / 京都市武道センター
  

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